どんな会社に入るか、転職するかどうか、自分を磨くには?といった仕事にまつわる悩みって、誰もがぶち当たりますよね?
そんな時は、本書を読んでどうするか考えましょう。
とりあえず読んどけ!っていうくらいオススメです。
本書で解決する「悩み」→会社を辞めるべきタイミングがわからない/「年収は下がるけど、魅力的な会社」への転職はあり?/自分の市場価値をどう測るか、そしてどう高めるか/「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」をどう見極めるか?/「本当にやりたいこと」がいつまでたっても見つからないがどうすればいいのか……etc
本書の内容としては、上記の通りです。(Amazonの内容紹介より)
ポイントを3つに絞ってシェアしますので、参考にしてください。
マーケットバリューの測り方
技術資産 x 人的資産 x 業界の生産性
技術資産:他の会社でも通用する技術的蓄積(専門性と経験)
人的資産:人脈
業界の生産性:1人あたりの粗利。給与の源泉。
一つの会社でしか通用しないスキルを身につけても、人材市場での価値は低く評価されてしまいます(=マーケットバリューがない)。
だからマーケットバリューを高めることが必要なんですけど、そもそもどうやって測ったらいいのかっていうのが上記の考え方です。
そしてこの考え方は「なぜITや金融業界は給与が高く、飲食や介護業界は給与が低いのか?」という疑問に対して、「業界の生産性が給与の源泉だから」という答えを提供してくれます。
したがって、高い収入を得たければ、どこの業界で働くか?ということをまずは考えなければなりません。今の時代では、ITや金融、コンサル、外資系などがオススメですね。
マーケットバリューの高め方
20代は専門性、30代は経験、40代は人的資産でキャリアを作れ
「業界の生産性」は市場により20倍違い、マーケットバリューに最も大きな影響与える。
マーケットバリューの構成要素がわかったところで、次はどう高めるか?これに関しては、年代別で異なるというのが著者の考えです。
若いうちは専門性を磨いて知識を身につけ、30代、40代へと経ていくにつれて、大きな成果を上げたり、マネジメントの経験を積み、人脈も広げていくというのが理想的なプロセスです。
仕事における「楽しみ」について
being型とto do型
being型:「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する
to do型: 「何をするか」を重視する
99%の人間はbeing型だから、「やりたいこと」がなくても悲観しない
最近よく言われる「やりたいことをやろう」論から一歩進んで、多くの人は「やりたいこと」がないから、「理想の状態」を見つけようというところに着地しているのは新しいですね。
「やりたいこと」って、ありそうだけど実はないってのが多くの人にとっての真実なので、「『やりたいこと』をやろう!」と言って煽ってくる人や企業に踊らされないよう注意です。
この真実に気づけず世間に踊らされてしまうと、いつまでたってもやりたいことが見つからないと思って悩んだり、仕事に打ち込めなかったり、キャリアアップにならない転職を繰り返したり、といった人生を送りかねません…
おわりに
「変化のスピードが早い」「人生100年時代」などと言われている今は、「誰もが自身のキャリアについて考える必要がある時代」とも言えると思います。
現時点では転職を考えていなくても、自身の価値観や世の中は変化していきます。
その変化に対応するために、早くから考えることと、行動することが重要ですよ!