フィリピン・セブ島の某スタートアップで5年ほど取締役として働いてきましたが、なんやかんやで転職することにしました。日本の札幌市のWeb系スタートアップで、いちプレーヤーとして修行から始めます。
転職にいたった思いと、転職活動についてつらつらと書いていきますので、ちょっとした読み物感覚で楽しみつつ、みなさんがキャリアを考える上でのきっかけや参考になれば幸いです。
なぜ転職するのか?
理由は主に2つです。
今の会社にいる意義を感じなくなった
良くも悪くも僕がいなくても会社の業務は回っていくようになりました。さらに挑戦や改善を重ねて、会社をよくしていく道ももちろんありましたが、僕はそこに情熱は見いだせず…
やっぱりWeb系エンジニアになりたい
昔からエンジニアになりたいと思いつつも、真剣にそれを目指して努力することはありませんでした。が、今の年齢や今後の人生を考えて、挑戦することを決めました。やりたいこととは別のことをやりつつ年齢を重ねれば、後悔が大きくなるだけだと。
その他
フィリピンの気候はとても好きですが、フィリピン人と仕事をするというのはなかなかストレスで好きになれませんでした。おそらく僕に柔軟性がなく頑固なんだと思います。
また、フィリピン料理は美味しくないし、物価も特別安いというほどではありません。そういった点からも、今後もフィリピンに住んで働いていくという選択肢は消えました。
簡単に決まった転職先
転職活動について、時系列に沿って書いていきます。
5月27日 転職活動、始動
WantedlyとGreenに数年ぶりにログインし、プロフィールや希望条件などを最新の状況にアップデートした。これらを使うのは、Web業界やスタートアップの求人件数が豊富だから。
希望条件は以下の通り
- 業種: Web業界
- 職種: Web系エンジニア
- 勤務地: 福岡市 or 札幌市
- 雇用形態: 正社員
- 年収: 希望なし (ダウンは想定内)
求人を眺めて、気になったものにはとりあえず応募。
応募件数は10件以上、30件未満という感じ。
5月31日 某人材派遣スタートアップ 面談
Wantedly経由で人材派遣スタートアップの代表の方とZoomで面談。
代表の方の人柄は良かったが、業務内容が僕の希望とはマッチせず。
相手もそう思ったのか、その後は特に連絡はない。
6月2日 某Web系自社開発企業 面談 1回目
Green経由でWeb系自社開発スタートアップの方とZoomで面談。
お相手は人事担当者で、なごやかにこちらの経歴や希望などを話す。
6月7日 某Web系自社開発企業 面談 2回目
「次は社長と…」ということで2回目の面談の機会をいただく。
こちらから経歴や希望を話すだけではなく、社長から「入社後の業務内容はこうなるだろう」というお話もあり、最後には「ぜひ入社していただきたい」と言っていただけたのでテンションがあがる。
だが、その場で内定とはならず、3回目の面談として社外役員と話してほしいとのこと。慎重だなとは思ったが、スタートアップが未経験者を雇うのだから、3回の面接くらいは当然か。
6月8-15日 求人探し、応募継続
引き続きWantedlyやGreen、その他求人サイトで良さげな案件を探し応募。
6月16日 某Web系自社開発企業 面談 3回目
2回目の面談の後、履歴書と職務経歴書を提出し、相手方の都合で少し日が開いて3回目の面談の日程が決定。これで結果が出るかと思うと、待っている数日間は多少ソワソワした気持ちに。
人事担当者 x 1, 社長 x 1, 社外役員 x 2の合計4名と最終面談。
改めてこちらの経歴や希望、数年先のビジョンなどを話す。
最終結果は、後日通知されるとのこと。
6月20日 某Web系自社開発企業 内定通知
内定通知書をいただいたので、転職活動終了。
まともに選考を受けたのは、この1社だけ。
思った以上にあっさりと終わりましたな。
退職から日本帰国まで
内定をもらった後はセブの会社の社長に退職の意を伝え、退職日は7月31日(日)で決定。取締役の一人かつ数少ない現地で働く日本人という一応は貴重なポジションだったので当然引き止められたけど、「もう決めたことなので…」とはっきりと伝えて了承を得ました。
そこから退職日までは、自分が片付けておくべき業務を終わらせつつ、引き継ぎをしていったわけですが、プライベートでも重要なイベントがありました。国際結婚です。フィリピン人彼女を日本に連れていくために、結婚して配偶者ビザを取ってしまおうという戦略的結婚です笑。
これについては別記事を準備中ですので、お待ちください。
7月29日(金)に業務を終えてからは、帰国の準備をしつつセブでのんびりと過ごしました。ジムに行って筋トレしたり、Netflixで映画を見たり、もちろんプログラミングの勉強もしたり。
8月24日(水)に僕だけが帰国し、彼女と住むアパートを契約して、家具を揃えたりしました。彼女はビザと在留許可証の取得に少々時間がかかるので、日本に来るのはもう少し先になります。
おわりに
というわけで、今は札幌市内のアパートで一人で暮らし、この記事を書いています。
今後は札幌での生活や、エンジニアとしてのキャリアについても発信していきます。
転職活動や海外生活に関して何か質問があれば、お気軽にコメント欄やTwitter、質問箱を通してご連絡ください。