Rio Blog

世界のどこかでゆるく生きるITエンジニアのブログ

外こもりのすすめ

僕はフィリピンのセブ島ベンチャー企業の役員として数年暮らしています。ベンチャー企業の役員というのはカッコつけた言い方で、実際は東南アジアでゆるゆると働く底辺サラリーマンと思っていただいても差し支えないのですが笑。

最近はフィリピン生活に飽きてきたのと、コロナ禍の影響もあって、自宅で仕事をしつつ、ゲームをしたり読書をして過ごすことが多くなりました。そんな「外こもり的生活」について、紹介していきたいと思います。

外こもりとは?

海外で引きこもり生活をすることを「外こもり」といいます。海外にいながら積極的に観光したり人と交流するのではなく、基本的にはホテルやコンドミニアムの室内で過ごすスタイルですね。海外で隠居生活をするとも言えます。

メリット

まずは外こもりのメリットを整理します。

低コストの生活費

物価の安い国で引きこもり生活をすれば、お金をかけずに生きていけます。

支出の大きな割合を占める家賃と食費をどれだけ抑えられるかがポイントですね。家賃はある程度の中長期で契約する、食費は自炊をすることで、それぞれ節約が可能です。

自分に合った気候で暮らす

暖かい気候が好きであればフィリピンなどの東南アジア、寒いところが好きであればジョージアなどの東欧といった具合で、選択肢は豊富にあります。

付随して、地域によっては年中ビーチで泳いだり、逆に雪山でウインタースポーツを楽しんだりすることもできるので、基本は引きこもるとは言え、気候は重要です。

ストレスフリーな人間関係

海外で引きこもると、極限までコミュニケーションが減ります。現地の人からするとあなたは外国人なので、全く話さなくても、引きこもっていても、(ちょっと変わった外国人だなぁ)と思われるだけで済みます。

職場の人、友人などとも距離を置くことができるので、人付き合いが煩わしいと思っている人には大きなメリットです。

デメリット

デメリットや大変なことについても述べておきます。

ビザの取得

ジョージアのように観光ビザで長期滞在が可能でビザランもできる国もあれば、その逆の国もあります。観光ビザで何日間滞在できるのか、永住ビザの取得にはどれくらいの費用と時間がかかるのか、などは事前に調べて手続きする必要があります。

収入の確保

すでに十分な資金がある方や、お金がなくなったら日本に帰って働くと決めている方などは問題ないですが、そうではない方々は、どうやって生活費を得ていくかということを当然考えないといけませんね。

一番現実的なのは、リモートワークで日本やその他の比較的賃金が高い国から収入を得ることでしょうか。現地企業に就職してもいいんですが、給料が低い場合、物価が安くても生活が苦しいということになりかねません。

医療レベル・治療費

病気や怪我をした際に、日本語以外の言語で医者とやりとりしたり、保険に加入してないがために高額の治療費を払ったりというリスクがあります。

ただし、病気や怪我を予測することは難しいとは言え、健康に気をつけた生活をすることである程度予防はできますし、言語や保険に関しても準備は可能です。

おわりに

「月5万円で快適な海外生活」などというのは実際は難しいですが、ほどほどに働いてゆるゆると暮らすというのは今でも十分に可能です。

日本で生きることに疑問やストレスを感じる方は、海外で暮らすことをオススメします。もちろん、先に挙げたデメリットも含めて検討は必要で、考えなしに行動するのはダメですが。

何か質問などがあればコメント欄やTwitter、質問箱から気軽にメッセージを送ってください。いつも真面目にお答えしているつもりです笑。