Rio Blog

世界のどこかでゆるく生きるITエンジニアのブログ

【書評】2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全

「未来がどうなるか?」という視点で何かを語る時、その信頼度は様々です。言うまでもなく、占いの類の信頼度はゼロです。その一方で、日本の人口がどう推移していくかの予測は、精度が高いと言われます。

本書では、堀江さんがご自身の経験や最新の研究、調査の結果などをベースに、多ジャンルにわって未来を予測しています。その中から、いくつか興味深いものを紹介しつつ、僕の感想も述べていきたいと思います。

マッチングアプリ婚が主流になる

いま5人に1人が「 マッチングアプリ」で出会い、結婚している。(中略)

間違いなくマッチングアプリ婚は加速していく。

たしかに割合も絶対数も増えるでしょう。

ただし、10年で「主流」になりますかね??

ナンパ界隈では、「ナンパは弱者に与えられた最後のチャンスだ」という風に言われることがあります。学校や職場でモテて相手を見つけられる人はナンパなんてやる必要が無くて、そうじゃない人がつらい思いをしながらやるのがナンパだ、ということです。

マッチングアプリにも少なからずその面があります。いくら「アプリには多くのユーザーがいるんだから、理想の相手と出会える可能性が高い」と謳ったところで、”弱者のゲームである”という印象を拭いきれないのでは?と考えています。

もちろん僕はマッチングアプリが普及することには賛成です。モテるかどうか、SEX経験があるかどうか、パートナーがいるかどうか…くだらないように聞こえるかもしれませんが、幸福のためには重要な問題だからです。

人も食べ物も海外に流出する

  • 日本人: より高い賃金を求めて海外で就職したり、出稼ぎに行くようになる。
  • 食べ物: 漁師や果物農家は、利益を求めて商品を海外に輸出するようになる。

僕は最近までフィリピンのセブ島に住んでいました。現地の市場に売っているバナナと、日本のスーパーマーケットに売っているフィリピン産のバナナを比較すると、後者の方が美おいしいし、傷などが無いので日持ちもするように感じます。同じようなことが、近い将来日本でも起こるかもしれません。

出生率の低下も加わり、人も食べ物も日本から減っていくのは避けられない気がしていますが、結局僕個人としてできるのは、己の市場価値を高めて金を稼ぐこと。それと、住宅価格の下落などが起きた際に、着実に恩恵を受けるよう行動することでしょうか。

ライドシェアが広まる

世界のライドシェア市場は今後、年平均20%の成長率で拡大するという。これ まで導入に消極的だった日本もじきに解禁せざるをえない。

海外旅行でUberやGrabなどを利用し、その便利さを知っている人は多いでしょう。日本でも一部の地域ではUberが使えるようですが、かなり限定的ですね。僕としては、早急に解禁されて、UberやGrabもしくは日本のスタートアップなどが参入することを願っています。

おわりに

もしこの記事を2030年代に読むことがあれば、ぜひ答え合わせをして、その結果をコメント欄で教えてください。僕も覚えてたら答え合わせ記事を書きますので。よろしくお願いします。