Rio Blog

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【海外生活】台風被害の経験と学び

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2021年12月16日(木)の午後から翌朝にかけて、台風ライ(フィリピン名: オデット, 日本名: 22号)がフィリピンを直撃しました。大きな被害を受けたのは、リゾート地として知られ、僕が住んでいるセブ島などです。

海外、特に途上国で自然災害に遭うとどうなるのか?どういう対策をすべきなのか?といったことをシェアします。すでに海外で生活されている方や、今後海外留学や移住を検討されている方は参考にしてください。

台風と被害の概要

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まずはニュース記事を引用します。

中部と南部を襲った今年最強の台風22号による死者が少なくとも375人に上ったと明らかにした。

家屋や病院、学校が「粉々になった」と報告した。

被災地では、水や食料不足が叫ばれ始め、治安も悪化している。

フィリピンの台風死者約400人に 沿岸部「修羅場に」:時事ドットコム

 

セブは首都マニラに次ぐフィリピン第二の都市ですが、停電と断水、インターネット回線の不通が発生しています。エリアにもよりますが、完全復旧まで1ヶ月以上かかるような状況です。

つまり、居住地によっては1ヶ月以上電気も水もインターネットも使えない状態で生活している人が多数いるということです。ガソリンも不足しており、通勤も困難なため、結構ツラい状況です。

 

リゾートホテルも悲惨な状況

下の写真は、マクタン島にある某有名ホテルの様子です。

Before

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After

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世の中いつ何が起きるかわかりません。

大切な人に会ったり、美味しいものを食べたり、とにかくやりたいことは早いうちにやっておきましょう。できなくなってから後悔しても遅い。

改めてそういったことを実感しました。

最も重要なのは現地の知り合い

現地で生まれ育った家族、恋人、友人などが、困難を乗り切るために最も重要です。

彼らを利用しているようで申し訳ないし、ズルいと思われても仕方ないんですが、事実として助けてくれる現地人がいるかどうかで、被災生活の難易度が大きく変わります。

僕はフィリピン人の彼女がいて、台風直撃の翌日に僕の家に来てくれました。それ以降は一時的に同棲し、僕がオフィスで仕事をしている間に行列に並んで水や食料を買ったり、洗濯をしてくれています。

もちろん人付き合いというのは実益だけを目的としているわけではありませんが、日頃から最低限の人間関係を築いておくというのは大切だなと実感しました。人は一人では生きていけんのですわ。

 

続いて、衣食住の3項目に分けて、何が起きたか?どういう点で困ったか?何を準備しておくべきか?といったことをまとめていきます。

衣 / ランドリーストアが閉店

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僕の家には洗濯機がないので、近所のランドリーストアに持ち込んでいました。1kあたりいくら、◯日後に受け取り、という感じです。それが停電のため店の洗濯機が使えなくなり、閉店してしまいました。

被災から1週間以上経って営業している店舗を見つけたので行ってみると、平日の開店直後から行列ができていました。前述の通りフィリピン人の彼女が並び、乾燥まで終わっったら家に持ち帰って…というのを定期的にやってくれています。

 

普段はランドリーストアが便利なので、洗濯機を買うかどうかは判断が分かれるとこだと思います。洗濯機があっても、断水していれば結局使えませんしね。最悪でも手洗いができるように、中から大サイズの桶は用意しておいてもいいかもです。

食 / 水と食料を確保

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言うまでもなく飲み水と食べ物を確保しておくことは重要です。

飲料水を販売している会社は、電気が使えないためボトルに水を充填する機械などが動かず閉店、スーパーマーケットからは水のペットボトルや米、缶詰の食料などが消えました。

樹木が倒れて道路がふさがり、港も被害を受け、ガソリンも高騰もしくは不足していたので物流も滞っていました。一般市民としては、いつ復旧するのか、いつ入荷されるのかなどの正確な情報はわかりません。

 

被災直後であっても、営業しているスーパーやコンビニを見つけて、ある程度のまとまった量の水や食べ物を購入することは可能だったと思います。今思えば。

とにかく速やかに行動することが大切です。最低限、水と米、缶詰やパスタなどを購入し、1, 2週間は買い物せずに生きていけるような状況を作りましょう。

住 / コンドミニアムに住もう

僕はコンドミニアム、日本でいうマンションに住んでいます。

大抵のオフィスビルコンドミニアムは発電機を備えているので、一時的に停電することはあっても、基本的には24時間電気が使えました。

コンドミニアムで電気が使えないということは、水を汲み上げることができないので、シャワーを浴びれないし、トイレを流せないことを意味します。

つまり、僕らが思っている以上に電気は重要ということです。

 

一軒家に住んでいる方はおそらく発電機を持っていないでしょうから、非常に大変な状況だったと思います。自分で家を建てれば、間取りなどを好きにできるし、庭もあったりして、なんだか良さそうです。ですが、コンドのように発電機や管理会社、メンテナンススタッフなどが揃っているわけではないということを理解しておきましょう。

「田舎で野菜を育てたり家畜を飼いつつ、悠々自適に暮らすんだ!」という人を除いて、海外ではコンドミニアムに住むことを強くオススメします。被災後であっても、電気と生活用水の心配がいらないというのは心強いです。

他にもこんなことが起きていました…

台風(や地震)の被害を受けると、こんなことが起きるというのを紹介します。

支払いは現金のみ、ATMには長蛇の列

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電気やネットワークが使えないため、クレジットカード等で支払うことができなくなり、現金のみを受け付けていました。そうすると、現金を引き出そうとATMに長蛇の列ができます。

当然ATMは空になり、口座の残高や電子マネーとしてのお金はあるのに、買い物ができないという人が僕を含めて多数いたでしょう。1, 2週間耐えればカードが使えたり、ATMにも余裕ができましたが。

従業員や友人と連絡が取れない

ケーブルやアンテナ、基地局がダメージを受けるためインターネットも電話も使えなくなり、人との連絡手段が絶たれます。

安否の確認はできないし、仕事を再開しようにも、誰が勤務可能で誰が不可なのかなどを把握するのも困難でした。

人々が大移動する

被害がひどかったマクタン島から、セブ市やマンダウエ市内の家族や友人のコンドミニアムに避難する人が続出し、人が増えたコンドでは発電機の燃料や水が尽きるということが起きていました。

困っているのはわかりますが、元々コンドに住んで家賃を払っていた人からすると、外から押し寄せてきた人が電気や水を消費し、その結果停電や水不足になる、というのははた迷惑な話です…

その一方で、一部のお金と時間に余裕がある層は、マニラなどの被害がなかった地域に移動したそうです。復旧するまでにどれくらいかかるかわかりませんからね。マニラのホテルやコンドの方がよっぽど快適なのは間違いないです。

おわりに

以上、今回の台風被害の状況をまとめつつ、僕が考えたことなども紹介しました。

海外で生活している方や、今後の移住を検討している方の参考になれば嬉しいです。

それでは。