Rio Blog

世界のどこかでゆるく生きるITエンジニアのブログ

【フィリピン→日本】コロナ禍における日本帰国レポート

f:id:rio-log:20211003115649p:plain

2021年9月某日に、フィリピン・セブ島から帰国しました。

帰国を検討されている方などはぜひ参考にしてください!

出発準備

前提として、僕は労働ビザ、いわゆる9(g)を保有しています。

ビザの種類によって手続き等が異なる場合があるので、ご留意ください。

出国に必要なもの・こと

フィリピンというお国柄、正確な手続きや必要書類を把握し、教えてくれる親切な人や機関は存在しません。また、ルールはコロコロ変わりますし、そのルールを現場は把握していない、実際の運用は異なる、といったケースも多々あります。

何が言いたいかというと、情報収集に全力を尽くせということです。。航空会社や大使館の職員、最近出国したYouTuberの動画、Facebookの日本人コミュニティ、Twitterなどを利用しまくりましょう。もし書類不備で出国できなかったりしても、誰も助けてはくれず、誰の責任にもできません。

陰性証明書

日本の厚生労働省が指定する様式で取得する必要があります。

フィリピンでは、日本の商工会議所などが日本政府からの補助金を利用し、無料のPCR検査を提供してくれています(対象はフィリピン在住の日本人のみ)。僕はその制度を利用して検査しました。

rio-log.hatenablog.jp

フィリピン航空のオンライン申請

オンライン上で、搭乗者やフライト日時などの情報を入力したり、直近14日間で陽性者との接触があったかなどのアンケートに答える必要があります。

オンラインチェックインとは別物かつ必須なので、必ず忘れずに申請しておきましょう。申請フォームはフィリピン航空のHP上に掲載されています。

が、実際はチェックイン時に回答したかどうかを確認されたりすることはありませんでした。さほど気にしなくても良かったかもしれません…

Trazeのダウンロード

こちらはフィリピンに入国する際に必要なので、フィリピンから出国する際には不要です。(というか、フィリピンに入国する際でも確認されませんでした…)

入国に必要なもの・こと

続いて、入国に関してです。

陰性証明書

こちらは前述した通りです。

隔離場所(と移動手段)の確保

日本入国は14日間の隔離が必須で、どこから入国するかで、その内の何日かが政府指定のホテルに強制隔離となります。フィリピンの場合は、かつては3日、10月1日からは6日間となりました。

それ以降は自主隔離となりますが、公共交通機関を使用することはできません。知人に迎えに来てもらったり、ハイヤーを確保した上で、隔離場所に移動してください。

ホテル等で自主隔離する場合は、事前に「帰国者の隔離施設として利用可能か?」と問い合わせて確認することをおすすめします。トイレなどを共用する施設は不可です。

なお、14日間のカウントに関しては、下記のページがわかりやすいです。

宿泊日数について

アプリのダウンロード、設定

14日間の隔離中は、専用アプリを通して、居場所や健康状態の報告を行う必要があります。詳細は厚生労働省のHPで確認した上で、事前にダウンロードしておきましょう。到着してからでは時間がありません。

スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について|厚生労働省

出国から強制隔離まで

つらつらと実際の状況をリポートしていきます。

僕は労働ビザ, 9(g)を持っているので、出国時はイミグレでECC代2,880ペソを支払いました。逆に言うと、それ以外は特別な書類や手続きはありません。

 

日本に到着してからは、PCR検査や、各種書類の記入、アプリをダウンロードしているかどうかの確認などが流れ作業で進んでいきます。全て入国審査の前に行われるため、途中でコンビニに行ったりはできません。

全てが終わってバスで隔離ホテルに向かうまでに3時間ほどかかりましたが、待ち時間や不明瞭な点はほとんどなかったので、ストレスはあまり感じませんでした。

私が3日間の強制隔離中に滞在したのは、都内某所のアパホテルです。アパホテルを利用したのは初めてでしたが、部屋は清潔で必要な設備やアメニティは揃っているので、3日間程度であれば仕方ないなという感じです。

f:id:rio-log:20211003110114j:plain

f:id:rio-log:20211003110121j:plain

強制隔離中は1日3食が無料で提供されます。

f:id:rio-log:20211003110126j:plain

f:id:rio-log:20211003110132j:plain

なお、AmazonUber Eatsなどもホテルのスタッフ経由で受け取ることもできるようですが、僕は利用しませんでした。

 

強制隔離が終わった後は、バスに乗せられて、成田空港に戻されます。そしてそこから残りの期間を自主隔離することになりますが、このやり方はどうにかならないかなと思います。公共交通機関が使えない状態で、成田空港から移動するのは、多くの人にとって非効率的ですから。

自主隔離中のあれこれ

前述の通り、14日間の隔離期間中は、スマートフォンGPS機能をオンにした上で、専用アプリ上で自身の居場所を報告したり、ビデオ通話に答える必要があります。

居場所の報告に関しては、1日2,3回通知がきて、1時間以内に返答します。ビデオ通話は、1日1回で、たいていの場合は相手側はAIなので、特に受け答えをする必要はなく、自分の顔と背景を写せばOKです。

この居場所の報告やビデオ通話を一定期間無視し続けると、厚生労働省のHP上で氏名などを公表されるので注意してください。(14日間の内、数回応答できないくらいは問題ありません。)

入国時の誓約に違反した事例について|厚生労働省

おわりに

以上、日本帰国に際しての隔離中のレポートや感想でした。

何か質問等あればコメントやTwitterでどうぞ。

可能な限りお答えいたします!